アイルランド歴巡譚アイルランドについて解説しています。

どんな国?

イギリス本土から海峡を挟んだ向こう側に、悠然たる時間の流れる「アイルランド共和国」は存在しています。その歴史は紀元前から続いており、島国という環境からヨーロッパでも独自の文化を形成しています。かつて、長きに渡ってイギリスの植民地支配を受けていましたが、激しい独立運動の末、1949年に独立して現在の形となりました。国土は約70000平方キロメートルと日本の北海道並みの面積しかなく、人口も400万人程度と少なめです。慣例によって国は4つの地方に分けられ、その中に26の州が存在しています。アイルランド共和国は全土にわたって、非常に豊かな自然に恵まれています。地域によって様々な地形を持つのが特徴で、断崖絶壁の不毛な地形から色とりどりの植物が育つ肥沃な地形まで、多様な景観を見つけることができます。

北アイルランドとの関係

アイルランド島にはアイルランド共和国の他に、北アイルランドという地域が存在しています。北アイルランドは”アイルランド”という名前は付いているものの、アイルランド共和国ではなくイギリスの国土となっています。かつては北アイルランドも含めてアイルランドという国だったのですが、イギリスの植民地支配の中でアイルランドは南北に分けられました。その後、南だけが独立したため、このように複雑な関係となりました。

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